日本財団助成金事業である第1回 電子支援技術機器活用セミナーを10月26日(日)に開催。当初はスイッチやコントローラなど電子支援技術機器の活用を伝えるセミナーとして開催する予定でしたが、準備段階で、重度障害者の電子支援技術機器使用を可能にするためのシーティングについて知りたい、℮スポーツやゲームに熱中して長時間使用することで変形や褥瘡などの二次障害が生じている障害児者が少なくないので、二次障害を予防するためのシーティングについて知りたいという声が届きました。そこで、「不可能を可能にする支援技術セミナー 〜シーティングが可能にする快適なICTの利活用とは〜」としてシーティングと電子支援技術機器活用の両方が学べるセミナーとして開催しました。
第一部ではデジタル・アクセシビリティ・アドバイザーである当協会理事の田代洋章が様々な電子支援技術機器の活用について講演、実演、解説。第二部ではシーティングスペシャリストの山崎泰広代表理事がシーティングによる二次障害の防止と機能性の向上について講演。第3部では成功実例の紹介、体験、そして質疑応答を提供しました。
第一部では、パソコンやタブレットの標準アクセシビリティ機能、様々なスイッチインターフェイスやコントローラ、アイトラッカー(視線)、顔の表情でコントロール、オンスクリーンキーボードやマウスコントロール、ジョイステックに取り付けるだけでマウスやカーソルを操作できる装置、任天堂スイッチを大きくして使いやすくしたコントローラなどを紹介。参加者3人でスイッチを使ってマリオカートやぷよぷよをプレイする実演の時間も提供しました。最後に人材育成事業としてのデジタル・アクセシビリティ・アドバイザーと認定制度について田代理事が解説しました。
第二部では、山崎代表理事が、姿勢とシーティングの基本から、姿勢を改善すれば重度障害児者でもスイッチ等の電子支援技術機器を使ってパソコンやタブレットを使用してコミュニケーションをとったり、修学や就労に役立てたりできることを解説。最近人気のeスポーツやゲームのやり過ぎで生じている二次障害の予防にもシーティングが不可欠なことを説明しました。デジタルデバイス使用に役立つ姿勢保持のためのシーティング技術についても解説しました。
休憩時間には、参加されていたご家族の依頼で重度障害のお子さんの姿勢を確認して姿勢改善のアドバイスを提供。とても喜んで頂きました。
第三部では、質疑応答と追加のシーティング体験に加えて、山崎がシーティングを、田代が電子支援技術機器を提供した脳性麻痺・四肢麻痺の白井君の実例を紹介。ワンスイッチでパソコンやスマホそしてアプリを使いこなし、電動車椅子も操作して自由自在に活動。仕事にも就いて一人暮らしまで実現していること、最近の活動まで紹介しました。さらに、このセミナーに白井君が寄せてくれたコメントも紹介しました。
第三部の後半に、シーティングについては山崎、電子支援技術機器については田代が参加者の皆様からの様々な質問にお答えしたり、シーティング製品やスイッチ等を体験していただきましたが、セミナー終了後になっても続くほど好評でした。
このようにシーティングと電子支援技術機器のコラボは最強の組み合わせです。不可能だと思っていたことが可能になります。参加されて皆さんもとても満足してくださいました。今回初開催だった「シーティングと電子支援技術機器の活用が両方学べるセミナー」を今後も提供して参ります。

















