ご依頼をいただき、沖縄県肢体不自由児者父母の会の主催で10月19日(土), 20日(日)に南城市にあるユインチホテル南城でシーティングセミナーと体験会を開催しました。講師は代表理事の山崎泰広です。理事の伊藤亮子もサポートとして参加しました。

定員80名に対して135名の参加申し込みがあり、当日は140名を超える障害児者と家族、脊髄損傷の車椅子使用者、理学療法士、作業療法士、医療関係者、福祉関係者、高齢者・介護関係者、様々な職種の方々に集まっていただきました。

12:30から2時間のシーティング講義。障害児者の二次障害を防止して、体に残された機能を最大限に発揮するための国際標準のシーティングについて、基本から崩れた姿勢への対応、重度障害者の対応までデモンストレーションを交えて分かりやすく話しました。

後半は褥瘡予防、変形対応、股関節の拘縮とハムストリングスの短縮への対応、骨盤ベルトと体幹ベルトの活用方法、新しいモールド型シーティング、頭部保持について話した後、2人のお子さんにシーティング体験を提供。体が前に倒れてしまう少女と非常に高い筋緊張の男子でしたが、姿勢評価、車椅子評価、採寸、車椅子とシーティング機器設定・調整、そして試乗を提供して姿勢の改善を皆さんにお見せしました。

最後に質疑応答。質問に答えてセミナー終了。前半後半合わせて4時間半、最後まで皆さんとても熱心。終了後も多くの質問や依頼をいただきました。このシーティングで沖縄を変えたいと言ってくれた人が何人もいたことに感激でした。全力で協力していきます。

沖縄シーティング研修会2日目は、13時からシーティング体験実演第2部を提供。理学療法士の参加されていたので体験の前に国際標準のシーティングの評価手順を解説。その後シーティング評価フォームの記入方法も説明しました。

 シーティング体験・実演では2人のお子さんにシーティング体験を提供。姿勢と車椅子評価、採寸、車椅子とシーティング機器設定・調整、そして試乗を提供して姿勢の改善を皆さんにお見せしました。

 1人目は股関節と膝関節の拘縮のある男子。基本的なシーティングに加えて拘縮対応について説明して実演。とてもよい姿勢で快適に座れるようになりました。2人目は前方と横に倒れてしまう女子。このお子さんも拘縮があったので対応して、骨盤を起こして前が見られるようなシーティングを提供。前に倒れずに良い姿勢で座れるようになり、ご本人にも喜んでいただきました。

 最後に質疑応答。質問に答えてセミナー終了。2時間半のセミナー体験会を皆さん最後まで熱心に聴いていただき嬉しかったです。終了後も多くの質問や依頼をいただきました。今日もシーティングで沖縄を変えたいと言ってくれた人が何人もいたのに感激!今後も全力で協力していきます。

 セミナーを開催・協力してくださった沖縄県肢連、そして全肢連の皆様に感謝です!沖縄義肢製作所の皆様、沖縄県肢体不自由児者父母の会連合会の皆様本当にありがとうございました。